強制力が無い正義は、しばしば悪に屈する。武力は、乱用は禁物だが画期的改革遂行には時に必要となる。
いよいよ北京オリンピックは目前となってきた。我が国の選手団339人の大所帯が世界のヒノキ舞台に臨む訳だが、きっと前評判外れの先の北海道サミットと同様に無残な成績に終わるだろう。精々下半身の筋肉がものを言う、マラソン、レスリングや後が無い死に体の野球が結果を残す程度ではないのか。
現役時代の毎月の標準報酬月額に基づいて支払われる引退後の年金受給額そのもの自体に、我輩はどうしても納得できない。出来るだけ少ない職場にしがみ付いてきた者、会社内の人間関係を最重要視して来た者が、多額の月収を得てきた我が国の雇用体型自体時代錯誤も甚だしいからだ。
正直者が馬鹿を見る、世界の潮流から大きく乖離したままの国、改革を私立校経由者に委ねている国、こんな選手団が、世界のアスリートと互角に叩ける筈がない。
まあ未だにこの改革に拱手しているこの国なのだから、339人の選手の活躍等期待する方が、チャンチャラ可笑しい。結果は、二ヶ月も経たない内に、全世界に公表されるのだから議論の余地は全く無い。
之に比べ、隣国の広大な国土を擁する開催国中国は、今回もまたモンゴロイドを代表するに相応しい結果、メダル獲得を成し遂げると我輩は予想する。
我が生誕地の愛する郷土は、その点恵まれている。何世紀にも渡って川底となって水流を支えてきた、砂交じりの石の神聖な一面が隆起して、今では原野と化して広大な面積に延びている。「眠れる獅子」とは正にこの様を指す。再登板を待ちわびている。この世に広大な遊休地程貴重な物はない。
如何に高級な服装、装飾品を身につけ、最新型の携帯を持ち、高級車に乗ろうが、鳥の様に空中の一角で高層ビルの一室に住んでいては、品位は身から滲み出て来ない。北新地のホステスの如しだ。
府営住宅に住みながら大口話をなす恥知らずの輩の如しだ。
他方、中国、欧米の農業従事者が、ワイシャツ、スーツで在り来たりの服装で身繕いをしただけでも、十分に品格、威厳さが自然と漂い出る。常日頃の勤勉、正直、誠実な日々の積み重ねが、無理をせずして滲み出て来るからだ。
我が国の最高級車であるクラウン、セドリック、デボネア等いづれも1年乗れば半額、5年も乗れば二束三文に急転直下に値下がりする。勿論走行に支障は無い。
我が家の永年の住民となっている米のCNNの皆さん!思慮深い猛勇な気質で知られるエアデールテリアの母国英のBBCの皆さん!何時も我輩の傍で苦楽を共にしている、公立高経由の国民過半数の皆さん!暑さにややバテ気味の私ですが、皆が人間らしい生活を勝ち取り、この国に義務教育一貫校を根付かせる、この一つの目標に連携して前進し続けましょう!
地球温暖化の波は我が家にも及び、長年来愛用のクーラーでは不十分に成ってきました。この暑さを無事乗り越えたいです。
先進国サミット会議をより効能的に引き上げるには、日本の脱会か中国の新加入が必須だ。
1、日本政府の議長で開催された北海道G8サミットは、多くの深刻な課題を残した。具体的な解決策は、緊迫した国際課題に議決されずに閉幕した実りなき無為徒食さであった。にも拘らず、議長を勤めた我が邦の福田首相は、地球温暖化、インフレ阻止、食糧危機、ジンバブエ独裁政権阻止の諸問題に意見の一致を見大きな前進を遂げる事が出来たと、事実錯誤も甚だしく自画自賛している。
2、世界のマスメディアを牽引しるCNN、BBC、ブルームベルグでは、今後のサミット会議の存在意義自体に大きな疑問を投げかけ改革への警鐘を鳴らしている。最もな傾向だ。なのに、福田氏は大方で意見の一意を見たと自画自賛し、自己満足に陶酔し、国民世論ばかりか、国際世論にも、益々乖離を大きくしている。便々と身勝手な私立高を経て、親から委譲した地位の座に拘泥されていては、国民が苦悩を深めて行くばかりだ。
今の自民党では誰が首相になっても結果は同じだ。国民は福田行政には、行政の肥大化を招来する内閣改造ではなくて、解散、総選挙に基づく一気なる退陣、政権交代だけを期待している。
内閣改造は、尚一層国民への税負担額が膨らむ。
3、身内与党内からも「福田の下では到底来年の衆院選を戦うことが出来ない」と、付和雷同の非難の声が大きくなってきたので、急遽数年来の持論を覆して、8月に内閣改造を余儀無くされそうな昨今である。内閣改造で一時的に国民の目をくらまして、一日でも長い延命策に方向転換するならば、国民の怒りを尚一層買うことだけは明白だ。賢明なる国民の多くは、国民各自への経済的負担を少しでも軽くし、無駄の無い行政ののスリム化を招来する為に、贅肉がつく内閣改造を省き、一気なる自民党政権の退陣を渇望しているかかる実態を声高らかに叫びたい。
4、 けだし、「適材適所」と言った苦し紛れの詭弁、弁解で内閣改造を行えば、叩けば埃が出る自公から又しても新人が入閣して、たとえ半年間の短い大臣履歴者でも、彼等が引退後に受給する「議員年金額」が大幅に増額され、以て国民の上にのしかかる税金が増えるからだ。一介の国会議員と就任年月が短ろうが大臣経歴者とでは、引退後の年金受給額が大違いだからだ。
5、そもそもサミットは、英米ソ仏独伊日で始まった。それにカナダが追加され、更に後になってロシアが追加された経緯を持つ。当会議がより実効性高いものへ引上るための前進だった。
米大統領も、炭素排出規制案の審議に際しても、国土が広く資源豊かで目覚ましい経済的急成長を遂げつつある中、印の参加なしでは、無意義だと言明され、以て日本提出寸前の「炭素排出規制」に反対されている。道理ある見解だ。
日本がサミット群から身を引くか中国が参加すべきかは、二者択一の瀬戸際となっている。
中国は英語圏ではないので、英語好きの私の我田引水の説ではない事だけは明らかである。
処で一方今なお、日々生計に四苦八苦している多くの正直、勤勉な目前の国民を置き去り、無視した、現与党とか北京オリンピックへの選手団は、我が邦日本国の真の代表者とは断じて言い難い。
そんな輩だからこそ、多分に望みあるのは、精々下半身の機能がものを言うマラソン、レスリング、死に体の野球位がメダルを得るに過ぎないであろう。
きっと、次回オリンピックは、サミットでの議長国を司った福田氏と同様に結果がでない幕切れになるのは予想に固い。少なくとも12万円の月収の我輩等の多くの国民が全く関知する処でない。
強制力の乱用は断じて避けるべきだが、反面強制力を伴わない正義は、往々に悪に屈する。
6、強制力を伴わない正義は、時としてしばしば死文化へと屈する。
規制の無い無政府主義、人間性善説を否定する訳ではないが、ならばどうして何故、私立高経由の僅少数者が、政界、学界、財界等で上位を得て至福を享受している戦後60年以上続いているこの憂慮すべき現状に、自ら率先して謝罪、改心しないのか?屁理屈を言い保身の為に自分達の渡世を正当化し続けるのか?
どうして何故1年半の長きにわたり、帝国空軍の戦闘機が一機も米本土上空を飛行しなく、他面連合国側特に米空軍機が欲しいままに自由自在に日本本土上空を侵犯し爆撃投下をし続けたのに、以て東京、名古屋、大阪等旧六大都市が焼け野原、焦土と化しながらも、ドイツの様に一早く降伏表明を行わなかったのか?(1943年11月日本断然不利は明白となり、米、英、中首脳がカイロで日本に対する戦後処理を具体的に協議し約束詰りカイロ宣言、1944年10月米軍フィリピンに上陸、11月本土爆撃激化)
それなのにどうして何故、世界史上未曾有の原爆投下を二度も被ってから初めて降伏表明をしたのか?
そもそも、633制と66制経由者間では、学力差がついて当たり前。オートバイレースでも然り、一方は排気量500CCの車片や750CCの車では、余程の運転操作技術に差が無い限り750CC自動二輪車のドライバーが断然有利なこと位は小学生でも分かる。
7人の掛け替えの無い命の損失と多くの優秀な国民が雇用の保障がない派遣社員として出口に明かりが見えない苦境に悶え苦しんでいる悲惨さ、不平等さとでは、どちらが大切なのか?小学生でも分る問いだ。
7、
我輩は月に一度程喫茶店に入り、日本語の新聞を読む。朝日新聞で、真偽の確証はないが総労働人口の35%は、身分の保証が無い派遣社員が占めると言う。
この現状の良し悪しは別問題として、「それでは35%を占める派遣社員が、一般社員より劣っているのか?」の一語に尽きる。絶対に劣っていない。
かの秋葉原殺人犯加藤は、小中時代終始学力トップ、名スプリンターの勉学体育両面の優等生であったが、派遣社員であった。そもそも日本人の権力者の悪い点は、善悪をはっきりせずして玉虫色に事態収拾をする悪癖だ。笑って争点を論議を深くせず結論を出さずに茶化す点だ。
我輩は犠牲者7人の命を軽視しようと気は全くなく、限りない痛み同情心に耐え切れない。一方、加藤犯人に勝るとも劣らない優秀な公立高経由者が、無数に多く派遣社員として働いてきたし、今日も働いているし、際限なく未来も働き続けるであろう有るまじき国状だ。
7人の帰らぬ命と計り知れない多数の優秀な邦人が追い込まれて出口の明かりが見えない苦難、詰り派遣社員就労の置き去りにされた生き地獄とどちらが大切なのか?と問いたい。後者がより重要である事位は小学生でも分る。
もっと考えてものを言え!という声が我輩の耳に聞こえてくる。俺は此処ではっきり言っておく。考えて書いている。俺のこの考えは不動だ。何度でも書き言ってやる。
一日本人としてこの加藤を未熟、無能だと言いたいだろう。確かに公立中、公立高を経て現役で東北大や北大や弘前大理系に合格出来る学力、知力があれば申し分ない。しかし、須く邦人にこの様な要求をする事自体過酷である。過酷の他何物でもない。私は例え小中時代の義務教育期間でも終始勉学体育で優等生であり続ける事は大いに評価するに値すると確信して止まない。それでは、邦人1億2千万人の内、何%が小中時代を終始優等生であり続けたのか?とお尋ねしたい。
年収何千、何億万円の高級取りのプロ野球選手のうち、加藤犯人の様に小中学校時代終始勉学も又トップであり続けた者が、何人いるのか?とお尋ねしたい。
単なる行きずりの通り魔殺人とは、一線を画すべき事件だ。違うのか?
又「同時に人間は学生時代の学業とかスポーツの成績よりも、人間性が重要視されるべきで、かの加藤犯人は、人格に問題があるのではないのか」という声が我が輩の耳に聞こえてくる。
ならば、如何にして生徒各自の人格、即ちクラブ活動とか社会奉仕等の部外活動、道徳性を評価したらよいのかとお尋ねしたい。きっと、教育専門家でも至難の業で不可能に近いのではなかろうか。
ちなみに、今尚7つの海の向うの世界の各地に、連邦国々を擁するUKでは、優秀な人材を全国各地から公平に募って国家を繁栄させている。世襲議員が入り込む余地は無い。
その手法は、第二学校終了者には、大學進学選考に当たり全国共通試験を毎年施行して、学生達は各自の総合得点数のみに応じて、志望校へ進学できる。第二学校時代の学業成績、スポーツ成績は全く排除される。いわんや抽象的なクラブ活動、社会奉仕等の部外活動、道徳品行、宗教思想は、問題外で評価する尺度は無いに等しいから排除されている。
政治家の世襲制を阻止するには、初等中等教育の公運営に限る。これ程実効性ある対策は無い。
我輩の気力も、往年の自分ではなくなって来ている事に気付く。どうか後進の皆さん!この義務教育一貫校制度の国法化、推進を宜しくお願いします。
8、時代遅れの日本の国政は、二世三世が多い世襲制に依存している。欧州、ロシア、中国でも王制、皇帝制という世襲制度下で近世20世紀初頭頃迄国政が運営されていた。(ロシア1917年、中国1945、ドイツ1918、フランス1870、オーストリア1918、、、、)
しかし、国際社会という列強国家群の中で生き残る為には、世襲制を捨てて広く国民各層から人材を募る、言わば能力、人格、政策を重視する人物本位に基づく登用へと転換せざるを得なくなった訳だ。我が国日本だけが、この過程、世界の潮流、大道から逃れる事は出来なくなってきている。この選択は、逃れることが出来ない歴史の必然性である。
一例を分りやすく挙げたい。財政難にある大阪府財政打開の為、府職員の人件費削減に果敢に挑んでいる橋下知事は府民ばかりか国民の絶対的多数が賛同する名施策である。反対しているのは、府職員だけだ。真に尊敬に値する。しかし、それでは氏の子息が成長して、政界入りして氏と同様な名施策を敢行できるのか?甚だ疑わしい限りだ。望み薄だ。
公務担当者の代表者である為政者は、同じ遺伝子を持つ子孫に頼る危険性に賭けるべきでない事が明白に分る。国際社会で生き残る為には、世襲制は過去の遺産でしかない事は歴史が証明してきた。
尚不都合な事には、我が国では彼等の多くが他人等どうでも構わないという保身に力点を置く私立高経由者である一層の忌々しき現実だ。
戦後の633制の教育制度は、戦前の為政者が冒した最大の負の遺産である。之は戦後の国民が連帯責任を負い、一致協力して戦前の様な教育制度復活に邁進しなければならない。誰が何処の地域が責任を負うべきかと言うべきではない。なのに、この盲点を掻い潜り悪用して、なりふり構わず我が子女だけは出世街道を歩ませたいとする親が後を絶たず、以って私学の6年制一貫教育制度が蔓延り蔓延して止まないのは残念至極だ。何時この堂々巡りを断ち切る積りなのか?
ならばいっそのこと、大都市にはロシアの様な小中高一貫校を公立で設けて、有名人の子女の受け皿にしたら如何なものかと思う。だが、全国津々浦々の誠実な義務教育一貫校推進者から、「だから何時まで経っても校内苛めはなくならない」とか「もっと凛とせよ」とのお叱りの声が我が耳に聞こえてくる。
もう自分が何を言っているのか自分でも分らなくなってきた。読者に分る筈が無い。
往年の我輩とは違う事に気がつく。エアデールテリア、シェパードを髣髴とさせる気力は失せてきた。どうかこんなへっぴり腰の我輩をお許し願いたい。ゴメンナサイ!同時に後進の方々に、この義務教育一貫校推進を宜しくお頼み申し上げて止まない次第である。
我輩の如きの月収12万円の生活苦にさいなまれている多くの国民は、「誰が首相になろうが、どの党が政権を執ろうがどうでもよい。毎月の収入が増えさえすれば良い」のだ。
9、
福田政権以来、東証株価は沈滞気味で投資家は困惑している。この地にある某私立校経由者同様に
詭弁で正当化して旧態にしがみ付く政治家に下駄を預けた自民党自体も、成り行きを甘く見た懸念がある。
又、与党自民党内では、英雄役と悪役を演じて猿芝居をしている。もうこんな猿芝居は見聞き飽きて国民はうんざりしている。長い議員生活で濡れ手に粟で財を蓄えた諸氏ばかりだ。ものには順序があり、英雄役を演じたければ、自民党を出てからにして頂きたい。解散、総選挙で早く政権を他党に明け渡して頂きたい。目下、米では次期大統領選のたけなわで、共和、民主両党の候補は共に、「リディー、フォー、チェンジ」を毎日の様に叫んで旗印としている。
どうして、この国の政治屋の様に世襲議員の上尚不都合な事に「私立校経由者」とある者に、改革が出来るのか?八百屋で魚を求めるが如しである。
10、
他方我輩の如き年金月収12万円の類の多くの国民は、「誰が首相になっても構わない。」「どの党が政権を執ろうが知った事ではない」、ただ「自分の家庭生計が豊かになればよい」という実利主義に重点を置いているのも否めない事実である。為政者全員の勇断、敢行を再度お願いする次第である。
目標はただ一つ、己の生計を軌道に乗せつつ、「いじめ学校、いじめ国家からの決別」の為にも、二世議員発生防止の為にも、国法でこの国に義務教育一貫校を再生しましょう!
われ等の行く手を阻む謀反者にはあらゆる手段を講じて払いのけて、前進し続けましょう!
強制力を伴わない正義は、時としてしばしば悪に屈します。一致団結、相互扶助、研究進展です。
日本国民の圧倒的多数を占める、気品と正義に満ちた公立高経由の皆さん!広大な土地を神から祝福された米のCNNの皆さん!素晴らしい教育制度をもつ英のBBCの皆さん!
この暑さを乗り越えましょう!やがて涼しい秋9月はやってきます。
転載、引用等一切の借用を禁ず
小澤成次
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